【 シリカ 】
王妃にして、七王子女の母親。

堂々とした振る舞いと気品の良さは、
「偉大な母」と呼ぶにふさわしい。
年齢を感じさせない外見からも、
国内外から絶大な人気を誇る。

政治に関与することはないが、
諸国から式典に招かれることが多く、
その度に要人と面会して
外交の務めも果たす。

お祭りやイベントは、
血が騒ぐほど大好き。
それゆえ、王位継承の試練に
立ち会えなかったことを
非常に悔しく思っている。


「公私ともに憧れの存在ね。
 そして、絶対に逆らえない人よ」


「外遊に行くと、いつもお菓子を
 買ってきてくれるのよねー」


「僕の研究の良き理解者だよ」




【 ヘリム 】
「エスコート」の仮隊員。

本採用試験として、
ナトリ王子の護衛を命じられる。
至って真面目で責任感が強く、
任務を忠実にこなそうとする。
だが緊張と遠慮があるのか、
軽やかに話すことはない。

彼女と打ち解けることができるのか。
それが今回の成功の鍵を握っている。

【 エスコートとは 】
要人警護のために組織された部隊。
対象は主に外国からの来賓であり、
護衛術と共に語学も必要とされる。
また、国内の要人の外遊にも付き従う。

外遊の多いシリカ王妃には
すでに馴染みとなっているが、
若き七王子女にはあまり接点がない。


「ううっ、彼女と何を話せばいいんだ?
 無言なのも気まずいしなあ……」


「ふふふ、次代の王としてだけでなく、
 紳士としての素養も試されますわよ」




【 ニトロ 】
エスコート第三隊の隊長。

常に厳格、常に豪胆。
鋭い目付きとドスの効いた声は、
要人と接する者としてふさわしくない。

だがそれは、小さなミスすら許されない
護衛という仕事の重さを表している。


「尊敬すべき隊長です。
 初対面の時は少々驚きましたが」




【 フルオ 】
エスコートの隊員。

物腰の柔らかな優男(やさおとこ)。
社交術に富み、要人ともすぐに
打ち解けることができる。
強面の隊長とは対照的である。

女性からの人気も高いが、
いわゆる遊び人ではないらしい。


「俺にとっての面倒事が、
 まさにこいつの得意分野だな」




【 ボロン 】
エスコートの隊員。

エスコートは外国の要人と接するため、
通訳を務めることも多いが、
ボロンはその能力に秀でている。

それは即ち、豊かな教養だけでなく、
高い応用力や発想力を持つことも示す。

扱える言語は多種多彩。
手話やモールス信号もお手の物。

その気になれば猫とも話せるという噂が
まことしやかに囁かれているらしい。


「僕はバラの花に話し掛けているよ。
 あの人のことを思い浮かべてね」



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